「郷土史を学ぶ会」6/7(金)野外研修会の実施について

令和元年度最初の野外研修会を曇天の中、参加者47名で実施致しました。
1.東北歴史博物館研修室で研修会10:00~11:30
・演題 「横穴墓と末期古墳」
・講師 宮城県多賀城跡調査研究所所長 高橋 栄一氏
・研修会要旨

多賀城跡の全景、多賀城の変遷を映像で説明され、それ以前に造られた東北地域を中心とする古墳群、及び古墳の形態、埋蔵品等、多くの映像映し、発掘調査現場の状況等、時代の変遷を含め詳しく説明されました。

2.昼食 研修室にて 11:30~12:30
3.多賀城跡現地見学 12:30~14:20
・案内人:宮城県文化財課 技術主査 古川 一明 氏
・現地見学要旨

舘前遺跡(小高い丘陵地、上級役人の邸宅及び役所施設)→外郭南門跡(多賀城の正門、政庁に通ずる南北大路,路幅23m)→多賀城碑(724年、大野東人が創建、762
年、藤原朝狩が修築等が明記され、真偽論争あるも、事実を裏付ける発掘有り)→政庁跡(柱石、周りの段差造り等、政庁に相応しい造りになっている)→帰りは東北本線を渡り、南北大路の延長線を歩き、最後に水時計モニュメント(蝦夷の闘いで適切に陣頭指揮するため時刻表示)の説明を受け、皆さん理解を深めた見学でした。