2/14 動物たちのあれこれ

今日の学習は動物園関係者の三名の方々です。

仙台市建設局八木山動物公園
園     長    大内 利勝 氏
技   師    高橋 一斗 氏 
獣 医 師           宗内 一平 氏

大内園長お話要旨
 動物園は博物館法により、生きた動物を飼育管理し、動物達の繁殖が動物園として重要な
役割も担っています。動物園は世界の生き物が、身近にいつも見られる不思議な空間があり、
そして出会いがあります。動物園の楽しみ方はそれぞれですが、生きた動物達を人間の持つ五感を
 フル稼働し観察すると、動物の行動には独特なしぐさや愛嬌があり、なお一層の親しみがわきます。

高橋技師お話要旨
 海外の動物園からの売買は禁じられており、貸出か園内繁殖が飼育員の重要な役割です。
動物達にも恋愛事情があり、注意深く恋模様を観察し、気まぐれな動物をどう繁殖に結びつけるかが、
飼育員の腕の見せ所です。(話題提供は今日のバレンタインデーに合わせてい頂いたのかな?)


 日本の固有種で国内では40頭が確認されてる稀少馬の対州馬(たいしゅうま)の繁殖成功例を含め                       スマトラトラ・ウサギの恋愛事情を動画で紹介があり、動物の恋の成就にも、恋愛経験と押しと                         
強引さが決め手のようです。

宗内獣医師お話要旨
 当動物園の病院は、日本有数の設備と平屋建が特徴で、使い勝手が良い病院だそうです。


獣医師の重要な役割として、動物から来園者に病原菌を移さない、検疫予防が大切な業務です。
繁殖計画は、種の保存として重要業務となり、そのためには日頃の動物たちの行動や動作
しぐさ等の飼育状況の管理で健康管理を維持している。また定期的な健康診断で絶えづチェックし、
問題点の早期発見(人間ドック検査と同じに驚き)と処置で健康維持に努めているそうです。
 病死や異状死には、徹底的に原因把握の為、解剖で確認するそうです。症例が少なく、
すべて経験が裏付けになるそうです。あってはならない事ですが、動物が園外に脱走した際は、
 対外的影響と捕獲には緊張と危険が伴う業務の一部と心情を吐露されていました。

平成29年10月 冠名 セルコホーム ズーパラダイス八木山
開園53周年 年間来場者57万人 *65歳以上無料
平成29年夏に大人も楽しめる。飲食物販棟オープン