今日の学習の講師は、東北大学大学院教育研究科 准教授 石井山 竜平 先生です。

石井山先生からは、地域で学ぶ・・・社会教育の重要性と公民館(市民センター)の位置づけについて、事例に基づいて講義をしていただきました。

社会教育・生涯学習について

人間は、徹底的に未成熟で生まれ、社会で育てられるという特徴がある。学校教育では学べない多くは社会の中で学んでいく。例えば、良き親になること、良き労働者になることなどは学校教育では教えていない。これらのことは社会の中で学んでいく。それが社会教育。

社会教育とは、多様な人たちが学び・教え、自ら決め、それに応じて授業を進めること。学び手が学びの中身を決めるという社会教育には、豊かな教育ができる可能性がある。

片平市民センターの自分誌講座の一コマ

公民館(市民センター)とは何か

1946年「公民館の設置運営について」という法律ができた。この法律の元になった「社会教育法解説」という本のなかで「法は規制されるととらえられるが、この法は行政を縛る法律。社会教育は自由であることが大切なので行政の介入は許されない」と寺中作雄という文部省の課長が書いている。

戦争の反省から、新しい日本を作るためには、国民が自分の意見を持ち自由に議論し考えることが大切であり、そのための地域拠点としての公民館設置の法律である。それが現在にもつながっている。

事例の紹介による学習

介護を通じ学ぶこと(資料)、岡山市の公民館再編に取り組む市民運動、加美町の放射性廃棄物反対運動、仙台港石炭火力建設反対運動、大宮の公民館を巡る「9条俳句訴訟」など、自ら考えた学習運動の事例が紹介され、「地域の学び」というものを学習しました。

明治青年大学も市民センターとともに自主運営で取り組む生涯学習機関です。今日の学習はまさにピッタリの講座でした。これを期に学生全員が意識を新たに明青大の運営に参加していくことと確信したところです。