令和3年度 同期会だより(52期)

52期5班  大 原 一 治

塞翁が馬
人間万事塞翁が馬、との諺がある。コロナ禍中、極端な活動制限下での今期、アイウエオ順なる「班長」ご指名から逃げ果たせなかった。何を成すのか見当もつかず、些かブルーな気持でお受けした。しかし、さすが明青大諸氏、班員交流の場は出席日の、昼食会での対話が大半ではあったが、豊かな人生経験からにじみ出る諸氏の話題は、コロナ禍明けへの楽しみを大いに頂けて、班長冥利に尽きるとも思えた。何が幸いするか分からない。
その一端を紹介すると。大病を何度も乗り越えた、合唱好きなGさん、音楽の魅力は病も吹っ飛ばすのか!さぞかし味のある歌を披露願えるのだろう、我が拙いギター伴奏で、そのうちコラボで“流し”でも、と心中考えている。Iさんは古文書解読に情熱を燃やす、マラソンランナーである。ハワイやNYを駆け抜けた思い出話と共に、歴史豊かなこの仙台。古文書に秘められた話題の数々聞く機会があれば楽しいと思う。講師としてどうだろう。

クリスマスの前に「サンタクロース」の折り紙を頂いたSさん。孫娘へのお土産として、えらく喜ばれた。孫はサンタクロースをつぶさに観察・
分解したりして、今は折り紙大ファン。折り紙の先生を抱く我が班でもある。絵画が趣味のTさん、河北展にでも出展如何、拝見したい!シャンソンやフラ、旅行好きな方、写真が趣味、水泳十数年のキャリア班員、他、何とも多彩な班員諸氏か!
“恋に溺れるのが18歳、風呂で溺れるのが81歳”“道路を暴走するのが18歳、道路を逆走するのが81歳”などと、揶揄される年代では有ろうが、こと豊かな人生経験と話題となれば、若造の出る場など無い!明青大は正にその人材の宝庫だろう。
私事ではあるが、数年前より友人と全長1,000余キロ、「みちのく潮風トレイル」を歩き始めて約半分。鎮魂と、復興途上の人々との交流を旨と
している。「年齢を封印するだけで出来ることが10倍増える」下重暁子氏の言を信じて。