「郷土史を学ぶ会」7/17 学習会再開について

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、6月迄学習会を中止していましたが、再開に向けて、仙台市のガイドライン遵守等を、役員会で協議を重ね、7月から感染防止対策を講じ7/17(水)再開スタート致しました。
1.新型コロナウイルス感染防止の対応
①会場を生涯支援センタ―から戦災復興記念館5F会議室に変更
②会場受付、誘導、座席に3密対策を講じ、全役員役割分担で実施
マスク着用全員、役員はフェイスシールド着用、検温、手の消毒、
座席は定員の50%以内、会場のドアー開放、窓は1/2開放

2.学習会の講演概要
①講演テーマ:大崎八幡宮の歴史と建築の特徴
②講 師:仙台市教育委員会生涯学習部文化財課 川后 のぞみ 氏
③講演会時間:13:30~15:00
④講演会の概要
(1)大崎八幡宮の歴史について
・仙台藩主伊達政宗により慶長12年(1607)9月創建、現在の社殿
・祭神:応神天皇、仲哀天皇、神宮皇后の三神が祀られている
・仙台総鎮守として、厄除け・除災招福・必勝・安産の御神德あり
・八幡神を祀る総本社は宇佐神宮【大分県】勧請し、諸国に造営
・大崎八幡宮の由来
◎大崎氏が崇敬してきた大崎八幡宮~大崎地方の信仰
◎伊達政宗が崇敬した米沢成島八幡宮~伊達氏が信仰
※仙台で創建時、合祀し両方の文化を融合されたと言われている
(2)大崎八幡宮社殿の建築の特徴について
・域内(関西地方)の職人による造営→桃山建築様式
・日本最古の現存する権現造(ごんげんつくり)
◎拝殿と本殿を石の間で連結した型式→徳川家康を祀る東照宮の
建築で用いられた様式

・社殿の色彩と彫刻
◎外観、拝殿、石の間の内部~多彩で多様な彩色、黒漆塗→幾内
の流行の文化
◎本殿内部~水墨画、素木→伊達氏が受け継いできた伝統的文化
※同一建物内に異なる手法を採用、異なる文化の融合が図られた

 

大崎八幡宮の歴史と建築様式を知ることが出来、皆さんが大変満足する
講演でした。万雷の拍手で講師に、お礼を申し上げました。
※コロナの影響も考慮された会員もいたようで、出席者は51名でした。