令和3年度活動報告 【写真クラブ】

写真クラブ  渡 邉 静 夫

1 クラブ活動実践報告
新型コロナ禍で、収束も見透かせない状況の中で、例年同様①専任講師の指導を受けるための定例会 ②クラブ員による研究会 ③撮影会
④東北電力プラザ展示会 ⑤クラブ互選会の計画で、感染状況が回復することを期待しつつ、新年度に入りました。
・定例会では、撮影技術向上のための指導や外部写真コンテストへの参加方法や心構え等の教示を受け参考として参りました。
・研究会では、ビデオによる講座や部員の日頃撮影した作品を持ち寄り、意見交換を行い部員相互の一層のスキルの向上に努めて来ました。
・撮影会では、コロナ禍による自粛期間中ではありましたが、一回目のワクチン接種が概ね済んだことを確認の上、熊倉部長引率のもと紫陽花の撮影を目的に、伊達氏ゆかりの「慈雲山 資福禅寺」に於いて、独特な雰囲気の広い境内で撮影会を楽しみ、思い出に残る有意義な一日を過ごしました。
2 写真の意味と撮影の基本概念
さて、写真の原点は「光と影」だと言われ、その語源はPhoto Graph「光の粒子の絵」と云う意味で、写真とは光で絵を描くことと言われて。撮影者は何を表現したいか、或いは何を伝えたいかの想像力が働いていることと、撮影者の意図が的確に表現されている作品であることが大切で。さらに、撮影の前提として、「花言葉」の知識があると良い作品に恵まれる期待があります。特に、美・愛・恋・優しさ・夢等々花の言葉の持つ花名が多く見られ、日本語は言葉の意味を豊かに備えている独特の素晴らしい言語でもあります。
また、色の意味合いや心理的イメージ効果(物の姿や印象)を知っておくと、どんな風に見せたいかを表現できる様になり、色は人の心理に諸々の印象を与える効果があります。写真は奥深いと言われる所以であります。
3 紫陽花の撮影方法
折角の機会なので、私達が学んできた紫陽花の撮影方法と、基本的なテクニックの一部をご紹介します。
①撮影の時期は6月から7月初旬の梅雨期が望まれ、特に朝露の時間帯が好まれます。
②最初に被写体をどの様に表現したいかを考えるために、枠の中の構図を決めます。構図には幾つかありますが「三分割法」が使い易いと言われています。これは、画像を縦横三分割にして、線の交差した4点にポイント(主役)を配置するもので、その結果バランスがとれた安定した構図が得られます。
③例えば、奥の花を主役にしたいときは、絞りを小さくして奥に焦点を合わせると、手前の花がボケる方法や、手前の花を主役にするときは、反対に手前の花に焦点を合わせると奥の花がボケます。その結果、ボケを活かした生命観と美観の溢れる立体的で素敵な紫陽花の一枚となります。是非とも試してみる価値があると思います。
4 クラブ会員募集
本クラブでは、「貴方様のご入会」をお待ちしております。私達と一緒に充実した大学生活を送ってみては如何でしょうか。