5/8第2回学習会 南米ペルーのナスカの地上絵の謎と保護に挑戦
to講師紹介
昭和38年1月千葉県千葉市生まれ。平成8年3月東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期
平成8年10月山形大学助教授(人文学部) 平成21年8月~現在 山形大学教授
平成24年4月~現在 山形大学ナスカ研究所副所長
山形大学調査団が過去20年にわたって実施してき研究の歩みとともに地上絵の謎がどこまで解明されたかを説明して下さいました。
1 ナスカの地上絵
ナスカ期は弥生時代から戦国時代である(卑弥呼時代~聖徳太子時代)1000年~2000前
ナスカのまちは人口5万人、ペルーの南10kの所にナスカ川とインヘニオ川に囲まれた所に畑、緑地帯、居住区が有り斜面、100m位の台地に描かれている
面タイプの地上絵白と黒、小さくて斜面に描かれている。線タイプの地上絵は大きくて平らな台地に描かれている
2 リモートセンシング(1)人工衛星画像の活用2004年~
・直接の地上絵調査:2010~2017年
・直線の地上絵の調査中偶然発見された具象的な地上絵
3リモートセンシング(2)航空写真・ドローン・人工知能
・高解像度の航空写真(解像度 10cm)とドローン・人工知能
・高解像度
4地上絵に関する疑問
・誰によって、いつ制作されたか
紀元前2~後7世紀にナスカ文化の人々が描いたと考えられる
・上空からしか見えないとは本当か
1セスナのって上空から見る 2観測塔から見る 3地上から見る(3個の方法があります)
・どの様な方法で制作されたか
片足で地面の表面を覆っている黒く酸化した石を蹴飛ばして取り除き、その下の岩石を露出させて大地に白い線を描く手法
を用いた
・なぜ崩壊されずに残ったのか
1雨が全く降らない 2「いい感じ」に風が吹いている 3大地が固い 4動物に荒らされることがない 5守り続けている人がいる
・地上絵は何のために制作されたか
ナスカは乾燥地帯で人々は雨を願って地上に絵を描いたと言われている
5地上絵の破壊の進行
ナスカ台地に描かれた地上絵は上空から見るように出来ているので地上からは見えないため、高速道路が作られたり、他の場所では幾つもの車のタイヤの跡が見られるので、ペルー文化省と山形大学の特別協定で地上絵保護公園が作られた
6研究から学んだこと
・自分の知的な関心に正直になり、偶然の出会いを大切にする
・モノのもつ力を利用する
・現代社会との接点を大切にする
本日の出席者 569名

