9/15 心を温かくするふるさとの自然

本日の講師は東北学院大学教養部 教授 平吹 喜彦 先生です。先生の研究分野の景観生態学と地球規模の環境変化、人類の歴史的変化、自然災害、自然と共生してSatoyama(里山・里地・里浜)守り繋いでいくか! 多くの映像を使い講演されました。
講師先生紹介
 


1.景観生態学とESD(持続を可能にする教育)


・生態学の視点:ヒト(社会)、自然(環境)、自然の二面性(恵みと災
い)畏敬の念をもって、いかに賢く存在するか!
・地球の表層20Km圏に3千万種の生物が生存し、46億年の歴史の中で大き
環境の変動により絶滅と進化を繰り返している(宇宙船地球号と自称)
・人類の進化によって環境が激変し、災害、争いが多発している➡課題
2.健康と暮らしを支える生物の多用性

・地球規模の視点から健康と暮らしを支える生物の多用性を追求!
・毎日の食事、薬として利用される植物、デザイン、芸術等、多岐に有り
・森林が持つ機能により暮らしを支える無償の恩恵を与えてくれている。
・ヒトが生態系から得られる利益を理解して実感して頂きたい。

3.自然への畏敬を失った日本人・ヒト

・自然への畏敬の持った生活、環境整備の重要性を視点で捉えると!
東日本大震災の経験、その後復旧・復興の変遷における自然環境整備?
・アフリカ大陸に3千万本の植樹を推進したワンガリ・マータイさんが教え
てくれた「自然への敬意」を忘れないで頂きたい。

4.Satoyama(里山・里地・里浜)の伝統的な暮らし・生活知に学ぶ

・仙台藩域には「居久根」屋敷地が点在し、自然の恵みを享受した生活知
・宮城野区新地の震災後、人と自然を共有した新浜マップを完成させた。
・Satoyamaが危ない➡人と自然、歴史と未来、知恵を発揮し,勇気をもっ
て未来を切り開いて欲しい。
5.子どもたちとフィールドに! 自然・人・歴史に浸る

・未来を託す子どもたちをフィールドに➡自然・人・歴史に浸る。
➡地球(宇宙船「地球号」):3千万種が共に暮らす惑星である認識を!
・「命の大切さ、自然の奥深さ」を尊重し、ふるさとで培われてきた生活
 の知恵を継承しよう。
・地域(ふるさと)に根ざした「持続可能な社会」の構築をして頂きたい
旨、お話しされ講演を結ばれました。

本日の学習会出席者数 260名でした。

 

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