7/8 過去の災害に学ぶ「レスキューロボットの研究開発について」
本日は、過去の災害に学ぶ「レスキューロボットの研究開発について」と題しまして、田所 諭 先生にご講演をしていただきました。
2回の大きな震災の経験から、災害現場におけるレスキューロボットに大きな意義を見出し「レスキューロボット機器研究会」を立ち上げられ、ロボット開発へ取り組み、多くの成果を上げておられます。
講師紹介
東北大学大学院 情報科学研究科
特任教授 田 所 諭 先生
略 歴
➢1960年 愛媛県生
➢1984年 東京大学工学系大学院精密機械工学修士課程修了
➢1993年 神戸大学助教授
➢2002年 国際レスキューシステム研究機構 会長
➢2002~7年 文部省大都市大震災軽減化特別PJ プログラムマネージャー
➢2005年 東北大学教授
➢2005~10年 国際共同研究フォーラム The RoboCup Federation 理事
➢2011年 Quince を福島原発に国産一号機として適用
➢2012~14年 東北大学情報科学研究科 副研究科長/研究科長補佐
➢2014~18年 内閣府 ImPACT プロジェクトマネージャー
➢2016~17年 ロボット分野世界トップの国際学会 IEEE Robotics and Automation Society 会長
➢2019年 東北大学 タフ・サイバーフィジカルAI 研究センター設立 センター長
➢2025年 東北大学 タフ・サイバーフィジカルAI 研究センター特任教授
レスキューロボット機器研究会 創設
災害現場には、数多くの悲惨な現実がある。
そこへ正義の味方である、ロボットがやってきて助けてくれたらとの夢を持った。
世界でレスキューロボットの開発が皆無である現実もあった。
この夢を現実にしたいとの思いから、その可能性を探ろうと始めたのがこの研究会である。1996年、「レスキューロボット機器研究会」を創設した。
- 「レスキューロボット機器研究会」創設
- 被災者の分散型探索イメージ
ロボコン(RoboCup Rescue)
レスキューロボットの研究スタートのとっかかりが、2001年のロボットコンテスト(ロボカップレスキュー)。ロボットコンテストを通して技術を高めていく本当の夢は、このメカニズムによって、社会の課題を解決していくこと。競技から人々にソリューションを与えること。
大大特レスキューロボット等次世代防災基盤技術の開発
- 大大特レスキューロボット等次世代防災基盤技術の開発
- 国際レスキューシステム研究機構2002~
- 研究開発の成果
ロボカップレスキューチャレンジ
回を重ねるごとに、どんどん技術レベルが上がってくる
ヘビ型ロボット 狭い場所をクネクネ動き探査 表面に駆動力を持つ
能動スコープカメラ 運動性能の高いものが基本の基
- 瓦礫内狭隘空間探査ロボ:能動スコープカメラ
- 同左
閉鎖空間内高速走行探査群ロボット
- 閉鎖空間内高速走行探査群ロボット
- 同左
- 同左
福島第一原発第3号機原子炉 Quince(クインス)による現地調査
冷却系の被害状況 初めての国産ロボットとして Quince を投入
建屋内調査 線量計測 他
プラント内調査 モニタリングロボットシステムの開発
システム統合化・標準化・試験評価とキーとなる基礎技術の開発
- プラント内調査・モニタリングロボットシステムの開発
- システム統合化・標準化・試験評価とキーとなる基盤技術の開発
ワールドロボットサミット2020
開催の経緯、協議会の意義
市場が未成熟な段階での競技会の意義
だんだんできることが増えてきた
- ワールドロボットサミット開催の経緯
- 市場が未成熟な段階での競技会の意義
- 要救護者の捜索を環境外乱の下で行う。不確定な状況で多岐にわたる操作
タフでへこたれない
厳しい環境下でも仕事ができること
- ImPACタフ・ロボティクス・チャレンジ:タフでへこたれないロボット技術
- ImPACT:能動スコープカメラの開発体制
- 空気噴射を用いた浮上による瓦礫踏破
- 被災者発見のためのサポート機能
- レスキュー隊のためのエアジェット機能スコープカメラ
ロボティクスによる課題解決
東北大学タフ・サイバー・フィジカルAI研究センター
社会的障壁を下げる必要がある
本日の参加者数は、570名でした。





























