今日の学習テーマ

講師は 東北大学病院医学系研究科 循環器内科学 教授 下川 宏明先生です。

心臓の一言知識

ヒトが一生を始めて終わるまで、黙々と血液を送り続ける一つしかない最重要な臓器。
心臓が一生の間に送り出す血液は、15万トンタンカー 一隻分に相当。

学習内容は、項目別カテゴリーで進められました。

1.加齢と心血管病 2.虚血性心臓病 3.心不全 4.不整脈 5.スマートエイジングに向けて。それぞれの項目に基づき、特徴・診断・治療等について、多岐に亘りスライドで説明がありました。

以下、学習内容の一部を抜粋して掲載致します。

『役に立つ虚血性心臓病の知識』

胸痛の特徴

症状

締め付けられるような鈍い痛み ・部位:左前胸痛(放散痛もあり)・誘因:運動や精神的興奮で増悪 ・持続時間:20分以上(狭心症)30分以上(急性心筋梗塞)・ニトログリセリンが有効

病歴

(冠危険因子)身体診察 ・心電図変化 ・血液検査 ・心エコー検査 ・心臓CT検査 ・冠動脈造影

治療

生活習慣の改善(食事・運動・喫煙)・薬物治療 ・冠動脈インターベンション ・冠動脈バイパス術 ・音波を用いた非優襲性治療(東北大学)

『役に立つ心不全の知識』

心不全の症状

労作時呼吸困難 ・両下肢の浮膿 ・夜間の咳・多尿・呼吸困難 ・説明のできない体重増加 ・頸動脈の膨張

心不全の治療

生活習慣の改善(食事・運動)・薬物治療 ・ベーシング治療 ・カテーテル治療 ・補助人工心臓(体外型・埋込み型)・心臓移植
       
* 心不全は適切に治療しないと進行する悪性疾患である。 

 

『役に立つ不整脈の知識』

脈が速くても遅くても(動悸)が起こる ・ふらつき・失神=危険な不整脈のサイン ・心臓の機能は重要 ・何年も続いてる脈不整=良性
   
          
社会の一員として心肺蘇生を学ぼう』

東北大学病院最新医療について

下川先生、6月19日に東北大東京分室において『アルツハイマー型認知症』に対する、医師指導超音波治験の開始に合わせて報告記者会見。マスコミ反応を含め多方面から強い関心と期待が寄せられています。

重症虚血性心臓病に対する低出力体外衝撃波治療、ハイブリット手術室、心臓移植・肺移植の両方が許可されてる、全国3大学病院の一つとして東 日本循環器診療の役割を担っているお話やスマートエイジングの取り組み、3・11大震災時の緊急搬送データーから、週単位の被災死亡を要因別に分類し、今後も起きえるであろう大震災の対応に生かしたい旨のお話がありました。

NHK Eテレ『きょうの健康』放送4月2日~5日に出演。テーマは『命の処方箋・心臓病の最新情報』放送内容が好評のため、再放送が決定、8月13日~16日 

最新医療について、循環器内科のHPをご覧下さいとの案内がありました。今日の学習『知って得する心臓病の知識』スライドを駆使した、1時間30分の中身の濃い学習になりました。 健康寿命延伸向け努力しましょう!