12/20 ~循環型社会とバイオマス~生ごみからエネルギーを

本日は~循環型社会とバイオマス~生ごみからエネルギーをと題して、自然界からふつうに出てくるメタンガスを生ごみから作るお話をわかりやすくしていただきました。

講師紹介

多田 千佳 先生

東北大学大学院農学研究科・准教授

東北大学農学部応用動物科学系卒業

筑波大学大学院農学研究科応用生物科学専攻(博士取得)

(財)茨城県科学技術振興財団霞ヶ浦水質浄化プロジェクト研究員

沖縄工業高等専門学校生物工学科・助手・助教

2009年より東北大学大学院農学研究科准教授 現在に至る

メタン=自然界でふつうに出てくるガス

牛の胃から出てくるゲップもメタンガス。田んぼ、海洋や湖からもメタンは出ている。バイオガスは都市ガスの半分の熱量しかないが、牛の胃の中に存在するさまざまな微生物が役割分担してエネルギーのメタンができる。

メタン発酵は大規模システムが主流だが、温泉熱を使って加温する小規模・小コストのメタン発酵システムを作った。生ごみを入れてメタンを発生させてエネルギー回収率85%を達成した。バイオガスで沸かしたお湯でお茶を飲むことや、消化液の液肥利用によりキューリが長く収穫できる等している。

2Lペットボトルを用いたエネルギーのつくり方

①生ゴミ(100g)に水(400ml)を加えてミキサーで粉砕してボールに移す。

②マルチミネラル・ビタミン剤がとけた溶解液を100ml、ボールに加えてかき混ぜる。

③pHをpH試験紙で測定する。7.5程度になるように重炭酸ナトリウムで調整する。

④種菌の入ったペットボトルに、混ぜた液を600ml入れる。

⑤35度C程度の温かい場所に置いておく。

⑥3週間でガスが一杯になる

一家に一台 メタン発生装置

容量30Lの超小型メタン発生装置を川崎町の8世帯で実際に使っている。300gの生ごみを週4回入れると100Lのバイオガスが作れる。再生可能なエネルギーのきっかけに定着したらいい。日本の廃棄物系バイオマス利用可能量は597PJ/年。ロシアからの天然ガス輸入量は約340PJ/年。微生物燃料電池の研究も行っている。生ゴミなど廃棄物系バイオマスの可能性は大変大きいのではないか、とまとめられた。

 

本日の出席者は435名でした。