9/24「科学のフロンティアを最先端の光で照らすナノテラス」
本日は、東北大学 国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS) 准教授の 湯川 龍(ゆかわ りゅう)先生にお越しいただき、世界に誇る最先端技術で拓く科学の未来、 可能性、楽しさについて、熱く語っていただきました。
講師紹介
東北大学 国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS)准教授湯川 龍(ゆかわ りゅう)先生
略歴
●平成27年3月 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専 攻 博士課程修了
●平成27年4月 高エネルギー加速器研究機構 物質構造化学研究所 研究員
●令和元年11月 大阪大学 大学院工学研究科 助教
●令和5年6月~現在 現職
SRIS(すらいす)の研究活動のメインステージ
●東北大学青葉山新キャンパスの一角にある、ナノテラスを活動のメインステージとしている。ナノテラスは、2023年に完成した東京ドームほどもある巨大なスーパー顕微鏡で、人の目で見えないナノの世界を覗き見ることができる。
●ナノテラスは、生命や社会活動に欠かせない材料の観察を得意としている。
食物や生物などの柔らかい物質でも壊さずに、内部構造を明瞭に観察できるのが特徴。
- SRISロゴ
- ナノテラス俯瞰
- 東北大学青葉山新キャンパス内
SRIS(すらいす)の活動
新しい技術を、明るく豊かな未来につなげるために研究者の英知を結集して、
幅広いテーマに果敢に取り組んでいる。
➤世界を先導する成果を創り出す
➤新たな計測手法を開発
➤若い世代の育成
※ナノテラス
●国立研究機構法人 量子科学技術開発機構(QST)
●一般財団法人 光科学イノベーションセンター(PhoSIC)
によって設置、運営
●2024年4月からユーザー利用開始。
本日のテーマ
- 本日のテーマ
- 光とは何か
■白とは……?
●光とはそもそも何か?
マクスウェル…電場と磁場が伝搬している(光=電磁波)
≪電場と磁場の振動≫
・電子や磁石の運動から光が発生する(電場と磁場の振動)。
- 波長長い…エネルギー低い、短い…エネルギー高い
- 可視光には白がニャイ、白く見えるのはニャンでだろう
●可視光には白がない
なぜ白く見える(雪、塗装、白い紙など)…どうやって白ができる?
白は、もともとは微小な透明な材料の集まりである(光が透過し散乱されやすい)
●人間に見えない光は?
可視光の紫の外側?…紫外線(波長が短くエネルギー高い)
可視光の赤の外側?…赤外線(波長が長くエネルギー低い)
ナノテラスは可視光と比べて波長の短い軟X線領域を最も得意とする
■10億倍の……?
●ナノテラスは、直線部と円形部からなる。
直線部で電子を30億電子ボルトまで加速し円形部で蓄積する。
直線部は約110m、日本の加速器は海外のものに比べてずっと小型化されている。
日本の技術は凄い、放射光は太陽の10億倍もの明るさ。
●ナノの世界を明るくテラス
●知見や成果が世界に豊かな実りをもたらしてほしい。
●物体を壊さずに内部を見ることができる。
●より便利で高機能な材料開発。
●物質の詳細な性質を解明して、安心・安全な社会を実現する。
※最近の新聞記事から(2025.9.23)
「ナノテラスの光強度が倍に」、計画上最大値達成。光の強さが倍になることで、資料をより鮮明に観察でき、分析に要する時間が約半分に短縮が可能となる、年内には実用運転を目指す、とのこと。※本日の、出席者数は579名でした。









