7/30 人生経験から学んだ薬草(薬)と食(健康食品含む)との関係

本日は日本薬用友の会(前会長)我妻邦雄先生から、首記演題に付き、仙台人として大学卒業までを過ごされた後、社会人として初めての異郷、「大阪」での仕事の進め方フレンドリーな人間関係、人生の伴侶となられた奥様との出会い。バブル期の「札幌」にて、痛飲を続け、結果として(胃)の全摘を経験されるも、80歳を過ぎた今日まで健康に過ごされ演壇に立たれている。まさに本日の講義内容を彷彿とされるものでした。

「人生経験から学んだ薬草(薬)と食(健康食品含む)との関係:「薬草同源」、「病気にならないための、自然治癒力」「薬用植物について」「食品の機能」、時節の話題「サプリメント」他、私共豊齢学生にとって身近で大変興味深い、有用なお話を頂きました。

講師紹介

我妻邦雄先生

仙台市立八幡小学校、仙台二中、仙台二校を卒業
1966年3月 東北大学薬学部薬学科卒業
1968年3月 東北大学医学部薬学科 修士課程修了
1968年4月 住友化学工業(株)入社 学術課長、営業課長
1984年9月 住友製薬(株)転職 学術担当部長、札幌支店長
2002年6月 住友製薬(株)退職 退職後、胃を摘出
2003年2月〜2007年3月 東北大学病院薬剤部 お薬相談員
2004年3月 東北大学病院長賞受賞
2004年7月〜2016年3月 宮城県薬剤師会 薬事情報センター相談員
2008年4月〜2016年3月 宮城県薬剤師会試験センター試験検査責任者
2010年4月〜2015年6月 宮城県薬剤師会 理事
2015年4月〜2025年3月 宮城県の登録販売者試験問題選定委員
2011年4月〜2025年3月 日本薬用植物友の会会長

講義内容

講義においては、キャッチフレーズとして、分かりやすい熟語・簡潔なフレーズを前提に具体的な説明がなされた。以下そのような手順で記述をさせて頂きます。

<薬食同源(医食同源)>

薬のなかった時代の病気予防は(しっかり食べる事)(食べ方の工夫)→薬となった。

<病気への予防>

身体に備わっている自然治癒力(免疫力)を強化:バランスの取れた食事・睡眠・運動リラックス・笑い・前向きな姿勢・生きがいを持つ・森林浴等自然との触れ合い。

<食品の機能>

機能は3つ:栄養補給・味、香りを楽しませる・体調調整機能。日本では「食品とは人が口からとるものの内、医薬品以外のもの。ときめられている。

<フードファディズムとは>

副作用での死亡事故に遭遇して

食べさえすれば健康になれる!という魔法の食べ物は世の中に無し。その食べ物や栄養が、健康や病気への影響をすることを、過大に信奉すること。

<薬用植物について>

樹木を含めた薬用植物全体を薬草と呼称。漢方薬に処方されたり、民間薬として生薬の原料となる植物の総称。乾燥して保存、使用するものを生薬と言い、たまには菌類や動物鉱物由来の生薬もある。

<漢方薬>

漢方医学的に定められた処方による医薬品。漢方薬とルーツは同じでも中国での伝統医学とは異なる。

<民間薬>

古くから、言い伝えや経験的に民間療法として使用されてきた生薬。確定した使用量、使用法は無い。

<日局(日本薬局方収載品)>

この生薬は国定の「日本薬局方収載品」で品質の規格が定められている。民間薬の中に「日局」と記載されている。

<特定保健用食品9>

国の審査を経て「それを食べることにより、特定の保険の効果が期待できる」ことを表示できる食品。ただし、病気の診断、治療、予防の効果があるとの表示はできない。

<栄養機能食品>

厚生労働省により基準がさだめられている栄養素は:ビタミン12種類:ミネラル5種類で、規格基準を満たせば、届け出だけで良い。

<機能性食品表示>

事業者の責任で、科学的に根拠をしめすこと、情報公開の義務はあるが、消費者庁に届けで済み、許可を受けたものでは無い。我々にとってもまた、世の注目度も高い

「サプリメントについて」

有用なものもあろうが、過大な期待は禁物。薬の効果に影響を及ぼす物も多く在り使用に際しては医師の助言も大切。本日多くの貴重なお話を頂いた中で留意すべきことは:「健康になるという魔法の薬は無い」こと。「健康の維持・増進には、栄養・休養・運動」の3つの要素が大切なることを改めて認識させて頂く貴重な講義でした。

(本日の出席者数:542名)